
【一利を興すは一害を除くに如かず】病気との間違った向き合い方に気付いた言葉
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【一利を興すは一害を除くに如かず(いちりをおこすはいちがいをのぞくにしかず)】という言葉をご存知ですか?
ことわざ・慣用句の百科事典で調べました
役立つことを一つ始めるよりも、前々から害になっていたことを一つ取り除く方が良いということ。
新たに利益を得ることを考えるよりも、まずは存在する問題や悪影響を取り除くことの方が重要だという意味の言葉
物事を進める上で、新たに何か良い結果を生むことを追求するのも大切だけど、その前に既存の問題や困難、ネガティブな要素を解消することの方がより重要という考え方を表している
ことわざ・慣用句の百科事典
私がこの言葉の存在を知ったのは、一冊の本でした。
その本は、ご存知の方も多いと思うのですが、2023年WBC監督の栗山秀樹著書の
「栗山ノート2 世界一への軌跡」
価格:1,650円 |
です。
この著書の中で、「一利を興すは一害を除くに如かず」という言葉が使われた場面があります。
私は、この言葉の意味を知った時に
今までの自分が「病気を治すことに専念する」と言いながらも
将来への不安や焦りから「病気が治ったときにすぐに収入が得られるようにしておきたい」と考え、「資格取得」や「転職サイトでの情報収集」「副業についてのリサーチ」などを社会復帰へのリハビリを称して毎日の日課としました。
しかし、私のとっていた行動は間違った病気との向き合い方だったのかも知れないと気付いたのです。
確かに将来に向けて色々考え取り組むことは悪いことではないが、
そもそも病気という問題を抱えていては、やりたいときにやりたいことをできないのではないか?」
「だからは、まずは健康な身体を取り戻すこと=病気を治すことが先ではないか?」
と諭された心境になりました。
みなさんにも、そのような経験ありませんか?
続発性副腎不全の治療方法
※同じ病名でも治療方法は異なる場合がありますので、主治医と相談して下さいね※
この病気は、脳のある部分と副腎という臓器の2つの場所からホルモンが正常に分泌されなければ治ったとは言えません。
発症当時、私は、2つの場所からのホルモンが全くと言って良い程、分泌されていませんでした。
上手く言えませんが、
「ホルモンを出すことを忘れてしまっている」
「脳と副腎が休業している」
という表現が合っているかも知れませんね。
この3年の間に脳のある部分からのホルモンの分泌は回復しました。
けれど、副腎という臓器からのホルモンの分泌が依然「ほぼ休業中」のため
7割程度を薬に頼って生活をしています。
私が行っている治療は、「ホルモン補充療法」といって
本来、分泌されるはずのホルモン(コルチゾールと言います)を薬(コートリルという名前の薬です)で補充しています。
血液検査の結果を見ながら、一日に最低限必要な量を主治医と相談して決めます。
補充し過ぎてもダメで、補充が足りなくてもダメなものです。
そして、
薬によるホルモンの補充量を段階的に減らして、副腎という臓器が自力で分泌するホルモンの量が増えていくのを辛抱強く待っている状態です。
治療としては、大まかに4つの段階があると思っています。
第一段階:安静にして補充量自体を減らす(減らすことで自力でホルモンを分泌する力を呼び戻す)
第二段階:ストレス(負荷)を掛けても補充量が増えないで過ごせる(呼び戻った力が持続的に発揮できるよう負荷を掛ける)
第三段階:薬による補充なしで日常生活が送れる
第四段階:仕事や病気・けがをしても薬による補充なしで副腎が機能している
今の私は、
第一段階です。
けれど、
第二段階に取り組んでいました。
薬の量は減らないはずです。
何をやっても長続きせずに倦怠感や動悸・息切れだけが強くなるはずです。
順番が違うのですから・・・。
軌道修正をする
正直、第一段階と第二段階を並行してやっていく必要があると勝手に解釈していました。
私は、このホルモン(コルチゾール)の性質を自分の都合の良いように解釈していました。
このホルモンはストレスが体に加わると分泌するという性質を持っています(他にも色々な性質がありますが)
なので、
ストレスを加えることは、悪いことではないと考えました。
間違った解釈ではないのですが、
自分自身の身の回りの生活(朝起きる、ご飯を食べる、顔を洗う、歯を磨く、お風呂に入る、着替えをするなど)基本的な生活をするにも
一日に最低限必要な量を超えて薬を補充しています。
そんな状態なのに
資格試験の勉強や転職サイトでの情報収集や愛犬の世話まで…やってしまっていました。
そこには、将来に対する不安や焦りもあったと思います。
だって
仕事を辞めることになったら、別の仕事を見付けなければならないですよね?
看護師が出来なかったら、自分には他のスキルはないです。
だったら、
今のうちから、他のスキルを身に付けて、病気が治った時にすぐに就職活動できるようにしていと思いませんか?
副業もして今から収入源を増やしたいと思ってもおかしくはないですよね?
だから、
「やれることをやらなければ!」「これもリハビリの1つだし、ストレスを掛けることも必要だよね」
でも、今になって気付きますが、
第一段階:安静にして補充量自体を減らすという治療計画をほぼ無視しているんですよね?
最低限の身の回りのことは行うにしても、それ以外のことは極力支援を受けて、補充量を減らすという作業をしなければ、いつまで経っても副腎も休業したまま・・・。
副腎としては自分が働かなくても勝手に薬が代わりに働いてくれているんですから・・・。
主治医の言う「ストレス」とは、「身の回りのこと」「一に最低限必要な量でできること」という意味だったのか・・・。
と今更ながらに「あたな看護師だったよね?」とツッコミたくなりました。
だから、
いつまで経っても補充量自体を減らすということが出来ないのか!
補充量が減らないので、副腎という臓器からも自発的にホルモンを出すという力を呼び戻せていないのか!
私のしていた「資格試験」「転職サイトでの情報収集」「副業のための情報収集」などは、ことごとく過度なストレスに該当。
悪循環です・・・。
「一利を興すは一害を除くに如かず」
この言葉を見付けた時、歯車が嚙み合ったような気がしました。
そういうことか・・・と自分の今までの行動がどうして回復に繋がらないのか?分かった気がしました。
私は、病気に専念すると言いながらも、実際には次の仕事や収入源を作ることが第一の目標になっていたのです。
根本である病気を治すということを差し置いて・・・。
もしくは
病気を治しながら、次の仕事や収入源を見付けたり、作ろうとしていたんですね。
だから、
「資格試験の勉強をしても集中できない」「具合が悪くて薬を追加で飲んでしまった」なんて日々が続いたんだと。
3年も経ってしまったけれど、今気付けて良かったと思っています。
「まずは病気を治す事に専念する!」このことの意味がやっと分かったような気がして、「これが全ての解決への第一歩なのだ」とやっと腑に落ちました。
この言葉を知ってからは、
毎日の過ごし方、気持ちの持ち方が変わったように思います。
医師に指示された一日に必要な最低限の補充量で過ごすことが出来ています。
「転職サイトでの情報収集」として行っていた電話での面談や「副業のための情報収集」として行っていたオンライン面談やセミナー参加などは止めました。
その日その日の体調に合わせて、読書をしたり、犬の散歩に行ったりしています。
指示量以上に飲む日は、体調を崩した日(例えば下痢をしていまったとか・・・)や診察で車や電車で移動をしなくては行けない日などに限られるようになってきました。
『栗山ノート2世界一への軌跡』思うように物事が進まない時や自分に迷う時は先人の言葉や考え方、気になる人物の考え方を知ってみましょう
病気になって3年。「病気を治す事に専念する」ために休職をして、25年以上住み慣れた神奈川県の地を離れ実家に引越もしました。
独身時代に購入したマンションの返済も負担になるだろうということで家族で相談し売却し、夫と3匹の愛犬とは別々の生活となりました。
そして
先日、復帰は望めないと判断し退職をしました。
様々なイベントが発生する中、私の病気は半分位回復したと言えます。
ただ、もう半分は回復するか否か・・・
主治医も「分からない」という状況です。
「治る可能性もある」けれど「このまま治らず一生薬を飲み続ける可能性もある」ということです。
仕事も退職し、一生懸命働いて購入したマンションも手放して、家族とも離れて療養に専念しているのに・・・
「なぜ、3年経っても回復しないのか?」
『栗山ノート2 世界一への軌跡』を読むまでは、本当にどんよりとした気分で過ごしていました。
やることなすこと・・・みんな上手くいっていない!!そんな苛立ちを感じる日も多くありました。
価格:1,650円 |
この本を手に取ったきっかけは、私のミーハーな性格です。
2023年2月から3月にかけて、連日スポーツニュースでも取り上げられていたWBC。
毎試合、テレビで観戦していました。興奮したり感動したり・・・とても楽しい時間でした。
WBC以降、メディアに栗山監督が出演する機会が増えて、その番組を幾つか観ました。
購入理由は単純に「栗山監督って、どんな人なんだろう?」という興味を持ちました。
WBCのことはまだ記憶に残っているので、この場面ではこんなことを考えていたのか?栗山監督はこう思っていたのか?ということをたくさんしることが出来ました。
そして、栗山監督を支えたのは多くの先人が残した名言であったり言葉なんだと感じました。
闘病に特化した書籍でもありませんが、
【一利を興すは一害を除くに如かず】
という言葉と意味を知って
「今までの病気の向き合い方」に気付かされることがありました。
けれど、この本を読んでいなければ、私はこの言葉を知ることはなかったと思います。
この本を読んだことをきっかけに
「思うように物事が進まない時や自分に迷う時は先人の言葉や成功した人の考えを知ってみよう」
と考えるようになりました。
もちろん、家族や友人に相談するという方法もあると思います。
知ることが何かの解決につながることもあれば、そうでないこともあると思います。
まして、
知ったからと言って自分が同じように考え行動に移せる・・・というものでもないのかなとも思います。
ただ、
「知る」と「知らない」なら、知っておいても損はないなと考えています。(あまり説得力はありませんね・・・)
おわりに
今回の経験を通して、少し本を読んでみようと思いました。
その人の考えや判断を知るということは、「知らない」ときの自分とは違う視点で
今自分の前にある悩みや不安をみることができるのではないか?と私は思うようになりました。
もちろん、本を読む以外でも誰かと話すでも講演会を聞きに行くでも良いと思います。
みなさんの中にも
思うように物事が進まない時や自分に迷う時が訪れたなら
先人の言葉や考え方、気になる人物の考え方を知ってみるのも解決の糸口になるかも知れません。
本を手に取るでもネットで調べるでも何でも良いと思います!
行動に移してましょう。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
病気については、こちらの記事も合わせておよみください。