病気体験と回復への道 心と体を整える

Part1:気管支喘息から始まって、続発性副腎不全の診断を受けるまで

2023-06-20

2019年:気管支喘息の診断から甲状腺機能亢進症の治療経過

はじめに

最初に「病気体験」というとネガティブであったりセンシティブな内容であったりとあまり良い印象を持たれない方もいらっしゃると思います。もちろんそういう方は無視して下さい。
病気になってやりたいことがやれない、できることができないと憂鬱な日々を送り、あの時こうしていれば良かったという後悔もたくさんしました。今もそういう気持ちがないとは言えません。
けれど、この病気体験を活かして次のステップを踏みたいと思いから記録に残すことにしました。
誰もが同じ状況ではないと思いますが、「病気と上手く付き合う」「病気と向き合う」ということの難しさを痛感し、今までは医療を提供する側としての理解しかしていなかった自分がいました。
何を伝えられるか?自問自答ですが、看護師として医療現場で様々な病気や患者さま、そのご家族と関わっていた経験を活かし考えた「病気との向き合い方、付き合い方」を発信することが、みなさんのsecond lifeを楽しく過ごす一助になれば幸いです。

最初に近医を受診して「気管支喘息」の診断を受けてから「甲状腺機能亢進症」が発見されるまで約1ヶ月半の経緯

2019年春

「息切れ」「咳」を自覚。

2019年初夏
1ヶ月以上様子をみていたけれど、改善しないため近医内科を受診。

血液検査(ペットを飼育していたのでアレルギー検査も実施)や胸部レントゲン撮影、呼吸機能検査、胸部CT検査は別の病院で予約を行い後日行うことになった。
結果は

「気管支喘息」の診断。

数種類の内服薬とステロイドの吸入薬を開始。また3日間のみステロイド(プレドニン)内服を行った。

2週間程経って「咳」は軽減したけれど、「息切れ」は残り、改善したという感覚はなかった。
アレルギーチェックではペットや花粉、ハウスダストも該当せず。吸入薬は継続し、その他の内服薬は徐々に減らし中止。

気管支喘息の治療を始めて1ヶ月程経った頃。
逆に新たな症状として「動悸」「食欲があって食べる量が増えたけど体重が増えない、もしくは若干体重が減少」が加わった。

電車通勤をしていたけれど、立って乗っているだけでなのに「動悸」がして、思わず手首(橈骨動脈)に指を当てて脈拍を測定。
勤務中、イスに座って記録をしていても「動悸」がしました。
そんな時はだいたい脈拍100~130回/分程。

さらに、奇妙に感じたのが食べても体重が増えないという現象。
元々、朝食抜きの食事習慣。
まず1日2食が3食になった。
夕飯の時はご飯をお茶碗2杯(主人と同じ位の量だったので成人男性並みと想像して下さい)
加えて「昼と夜にアイス1個ずつ、帰宅してからはポテトチップス1袋とお団子3本食べる」といった具合に食べていた。

自分の体に何となく違和感を持ってはいましたが
「忙しい」、「気管支喘息の治療中」だからと自己解決。
定期受診の際も「何となく息が上がりますけど、咳は落ち着いているし大丈夫です」などと返答。
※今思えば、本当は気になっていたのだと思います。「息が上がるんだよね。」「動悸もするけど、更年期障害かな?」など冗談っぽく話していましたが、不安だったから誰かに言いたかったのだろうな・・・と。※

程なくして、事態は一変。
「左の頚部(首)の鈍い痛み」を自覚。首を触るとコロコロとした感じで「腫れ」ていた。

※この時の私は本当にパニックになりました。症状と痛みや腫れている部位から甲状腺に問題があると推測した私は、いくつかの病名が思い浮かび、なぜずっとあった症状を放置してしまったんだろう・・・と。※

仕事終わりに近医を受診。
気管支喘息の診断を受けた時に念のために行った胸部CT検査でも甲状腺付近に異変が見つかっていた。
頻脈は心電図やレントゲン検査を行い心機能の異常はないという所見。
近医から甲状腺の病気を診察できる専門科がある別の病院に紹介状を記載して貰った。

そして専門科のある病院にて甲状腺ホルモンの検査、甲状腺エコー検査を実施。異常数値、甲状腺の腫脹を認め

「甲状腺機能亢進症」の診断を受け、ステロイド(プレドニン)の内服を開始。痛みに対しては鎮痛剤が処方された。
そして3か月の病気休暇に入った。

甲状腺機能亢進症の経過

甲状腺機能亢進症は甲状腺が働きすぎている状態で、甲状腺ホルモンの値が高く、身体の重要な機能が働く速度が上昇します。


甲状腺機能亢進症-MSDマニュアル家庭版ー

甲状腺の機能については代表的な検査項目であるTSH、T3、T4値の数値の推移と自覚症状の程度で治療。

(2019年7月~2019年12月)

基準範囲2019年7月2019年8月2019年9月2019年10月2019年12月
好感度THS0.500-5.0000.0050.0314.6402,4802.520
遊離T32.30-4.004.862.822.992.752.96
遊離T40.90-1.701.951.391.171.151.26
各医療機関により基準値などは異なる場合があります。

ステロイド(プレドニン)の内服量は初期に最大30mg/日の服用から始まり、2週間ペースで5mgずつ減らしていった。
「首の痛み」は鎮痛剤を使用して2週間程で気にならなくなり、その後は薬を飲むほどの痛みではなくなった。
「甲状腺の腫れ」も2019年9月の診察の頃には、消失していた。
甲状腺エコー検査や血液検査からも悪性腫瘍ではなく、何らかのウィルス感染が原因だったのではないかとの所見であった。

※悪性腫瘍だったらどうしようとか手術する事になったらどうしようと正直不安だったので、この時はホント安堵しました・・・※

自宅安静になっていたので、「動悸」「息切れ」も徐々に軽くなっていった。
血液検査の結果が安定し始め、自覚症状も改善が見られ、2019年10月に医師の指示で日勤のみ職場復帰。
復帰時、プレドニン10mgであった。

仕事に復帰後も甲状腺の機能は安定。
3カ月ぶりの仕事は、周囲のサポートがあっても、救急患者や院内急変患者、術後患者を受け入れやケアに処置に…と動きまわっていた。
毎日ヘロヘロで「疲労感」が出た。

「動悸」「息切れ」はなくなった訳ではなく

自覚の程度を
10段階で評価した場合

2019年7月の時点が一番最悪の「10」とすると
2019年自宅安静中は「5」
2019年10月仕事復帰直後は「7」

といった状態。
「体力は落ちていたし、忙しいので疲労感があったり多少症状の改善が遅くなるのは仕方がないのかも」と思っていた。

定期的に通院し血液検査を実施。
甲状腺機能亢進症は血液データからも完治と言って問題ない状態という所見。

月日が経ち、年末のころには「動悸」「息切れ」の程度は「2」くらいに改善。
秋冬は乾燥する季節で「咳」も出始めて、治療のメインは「甲状腺機能亢進症」から「気管支喘息」の状態をコントロールすることに代わっていた。
そのためプレドニンは10mg/日という服用量のまま2019年が終わった。

2020年はPART2につづきます。

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